築山弘毅
価値の記憶
Erinnerung im Wert
会 期 : 2020年11月7日(土)〜 11月29日(日)
休 館 日 : 火曜日、9月25日(水)
作家在廊日 : 11月7日、8日、14日、15日、21日、22日、28日、29日
(特別企画)*トークイベント
築山弘毅×山田彩加(版画家)
※新型コロナウィルス感染拡大を考慮し、
こちらのイベントは中止となりました。
2020年11月15日(日)
前半/15:00 - 15:20(作家による作品紹介)
後半/15:30 - 16:00(対談)
現在本館にて対談の映像を公開しております。
展示開催期間中は、誰でも観ていただけるようになっております。
ぜひこちらもご覧ください。
津山市出身の新進気鋭画家 築山弘毅氏の絵画展『価値の記憶』を開催致します。
為替や株式相場と人々の感情の連動性をテーマに制作している築山氏は、津山に拠点を移し、相場の絵画を現代の歴史画として描き続けています。
テーマ性に反して作品は神秘的で謎めいており、鑑賞者をひきつけ、夢と現実をさまよう蠱惑的な色香を纏っているようです。
展示概要
津山市出身・在住の現代美術作家、築山弘毅氏の個展。築山氏は、第12回
(2019年度)岡山県新進美術家育成「I 氏賞」大賞を受賞された。外国為替相場の「チャート」は、ロウソク足と呼ばれるグラフにより描かれる。一本一本のロウソク足の長さは価格の変動の大きさや時間を視覚的に表しており、市場の動向を知る手掛かりとなる。為替相場が大きく動く背景には、経済・政治・宗教・戦争などが深く関わっており社会的要因により変動する。
築山氏は、このグラフを絵画として記録することにより人類の歴史を克明に残すことができると考え、毎日のようにチャートの動向を観察し絵画を描いている。
作家プロフィール・略歴
築山弘毅 Hiroki Tsukiyama
1983 津山市生まれ
2005 ‐ 2009 東京芸術大学 美術学部 日本画専攻 卒業
2009 ‐ 2011 東京芸術大学 大学院 美術研究科 日本画 修了
2011 ‐ 2019 ドイツ・シュトゥットガルト在住
2019 - 現在、岡山県津山市在住
東京芸術大学で日本画を学び、卒業後ドイツへ渡る。シュトゥットガルト美術アカデミーに留学しホルガー・ブンク教授の下で現代絵画を学ぶ。
渡独直前に体験した東日本大震災をきっかけに、為替や株式相場と人々の感情の連動性を発見し、これをテーマに絵画を制作する。シュトゥットガルト美術アカデミー終了後、故郷である岡山に地を移し、相場の絵画を現代の歴史画として描き続ける。2019年I氏賞大賞受賞。